『見沼田んぼ』は1200ヘクタールの広大な面積。蕨市の約2倍の広さがあります。

東京都心から約25キロ の埼玉県、浦和や大宮の大都市のすぐそばにありますが、田んぼや畑の農地が広がり斜面林の林が残り、「見沼代用水」からの水が流れ、都市の中に貴重な緑地空間が広がっているところです。

大雨の時には、約1千万トンの水を貯める事ができ、埼玉県南部や東京の一部を水害から守る役割もあります。

都会に近くて緑がたくさん残されているので、多くの人が訪れる場所でもあります。多くの民話。「通船堀」などの重要な遺稿が残され歴史的な遺産に触れることもできます。

見沼田んぼの歴史は、大昔は「海」でした。海の後退で「沼」になり、江戸時代の初期に田んぼの水を貯める「溜井」となり、江戸中期には「見沼代用水」が作られ「新田」開発がなされ「田」の時代が長く続きます。その後「開発か保全」の「論争」期が続きましたが、現在「活用」の時期を迎え、様々な取り組みがなされています。